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カロリー消費のメカニズム
ダイエットする為には、適度な運動による“脂肪の燃焼”が不可欠です。その不可欠な運動にも、手軽にできるものから器具を利用したものまで、実に様々な方法があります。
運動によるエネルギー消費のメカニズムとは・・・
運動(=エネルギーを消費)するということは、“筋肉を動かすこと”に他ならず、血液を循環させる為の心臓の動きや、呼吸をする為の横隔膜の動きも、筋肉を動かすことによって成り立っています。
運動はエネルギー消費のメカニズムにより「無酸素運動」と「有酸素運動」の二つに大別することが出来ます。
無酸素運動とは、エネルギーを消費する際に酸素を必要としない運動のことを指し、有酸素運動とは、その逆で酸素を必要とする運動を指します。
一般的に、“ダイエットには有酸素運動が有効”だと言われていますが、数ある運動方法を無酸素運動と有酸素運動に明確に線引きすることは出来ません。それは、この分類の仕方が消費エネルギーのメカニズムによる分類で、一人一人の持っている筋肉の量や代謝効率によりことなる為です。
●消費エネルギーのメカニズム
筋肉の中にはATP(アデノシン三リン酸)と物質があり、このATPが分解される時に発生するエネルギーによってのみ、筋肉は動くことが出来ます。
しかし、このATPは数が限られている為、運動を続けるにはATPを作る必要があります。ATPを作る時には、ATPが再合成するためのエネルギーが必要となりますが、このエネルギーに、脂肪が燃焼される時に発生するエネルギーが利用されることで、結果的にダイエットに繋がるようです。
しかし、脂肪は元々非常事態の為の蓄えなので、最初から脂肪の燃焼によるエネルギーが利用される訳ではありません。
ATPが分解されて数が少なくなるとATPが再結合されますが、まず最初に、再結合のエネルギーとして利用されるのは、CP(クレアチン・リン酸)という物質が分解される時に発生するエネルギーです。
それにより、ADP(アデノシン二リン酸)と無機リン酸(共にATPが分解された時にできる物質)が合成され、ATPが作られます。
CPが無くなってくると、次に利用されるのはグリコーゲンという物質による分解エネルギーです。
ここまでの過程で利用されるCPとグリコーゲンは共に筋肉内に存在し、さらに、その分解には酸素を必要としません。その為、ここまでの運動のことを「無酸素運動」と言います。
そして更に運動を続けることで、グリコーゲンも無くなっていきますが、この後に利用されるのが、タンパク質と脂肪です。これらは、酸素と反応することでエネルギーを発生させ、そのエネルギーによってATPが再合成されます。
この段階の運動には酸素が必要とされる為「有酸素運動」と言われ、この段階になって、やっと脂肪の燃焼が始まります。
ちなみに、脂肪が燃焼した時のエネルギーは効率が悪く、CPの分解を利用した時のエネルギーの約1/4程度のようです。その為、“激しい運動をする時には(エネルギー効率の良い)無酸素運動、緩やかな運動の時には(エネルギー効率の悪い)有酸素運動”と言われるようになったのだと思われます。
ただし、その反面、タンパク質や脂肪はカラダ中にあり血液によって運ばれてくる為、筋肉中のCPやグリコーゲンを使う無酸素運動とは違い、長時間の運動には有酸素運動が行われると言うことが出来ます。
また、緩やかな運動では消費エネルギーが少ない為、脂肪の燃焼が始まるまでに約15~20分の時間が必要だと言われています。